"the"の基本

こんにちは。大人の英語学習アドバイザー肥後あす香です。
冠詞シリーズの続き。今回は”the”の持つイメージについてお伝えしますね。
私が”the”を使う時のイメージは、「これっきゃない!」と言うイメージです。私とあなたが話しているとして、二人ともが「もうこれ!」と分かるものに付けるイメージです。
I read a book last night.  (この時は「これっきゃない」とあなたは分かっていませんね。)
The book was very interesting.  (この時はお互いに同じ本について話していることを理解しています。「これっきゃない」ですね。)
“the”は、文法用語で「定冠詞」と呼びますが、まさにハッキリ区別なんです。
I read a book last night.
このaが表しているのは、世の中にあるたくさんの本の中の一冊です。まだ話を聞いている人はハッキリどの本か分かっていませんね。
The book was very interesting.
この”the”が付くことで、他の本と区別して、今話をした、昨日読んだ本であることを表しています。これが”a”だったら、いったい何の本か分からなくなってしまいますね。
“the”を付けることで、他と区別をすることができます。
冠詞のルールはいろいろと学んできたと思いますが、実は、私は覚えきれていません…。だから、私は基本のイメージから”a”を付けたり、”the”を付けたり、冠詞を付けなかったりしています。もちろん中には間違えもあるでしょうが、そこはネイティブじゃないんだから・・・と自分に甘くしております。
冠詞を含め、言語は文化と密着に結びついています。だから、日本人の私たちが理解が難しいのが当然なのです。でも、少しずつ英語を理解していくと、少しずつ文化も一緒に知ることができる。とても楽しいと思いませんか?
少しずつで良いので、今まで学校で学んだことをちょっと整理していくと、理解が深まっていきますよ。学校英語、受験英語も無駄にはなりませんからね。

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