【12英語】文法」カテゴリーアーカイブ

文法の正確さにこだわることは大切?

こんにちは。夢実現化英語コーチのあす香です。
読者様に、コメントにて、正確な文法にこだわるべきか、ご質問がありました。
確かに、気になりますよね?
ブロークンでも通じれば良い!!と言う考え方。正確に伝えるには文法をしっかり学ぶべきだと言う考え方。どちらもありますものね。
私個人としては、自分の思いをより正確に伝えるためには、文法はとても大事だと思っています。
ただし、それは、正確さにこだわり過ぎて、アウトプットをやめてしまうことから卒業してから考えることだと思います。
つまり、文法の正確さより、まず伝えることを優先することが、より大切だと考えているのです。
そして、ある程度表現することに慣れて来たら、今度は正確さにフォーカスしてみると良いと思います。自分の伝えたいことを、より正確に伝える為の文法です。
ブロークンのままでは、伝えたいことがちゃんと伝わらないと言う壁にぶつかるでしょう。その時には、きっと学ぶことも楽しくなって来るでしょう。
伝えたいことがあるからこそ、伝える手段を考えようとする。いつの間にか手段にフォーカスし過ぎて、伝えたいこと、思いがおろそかになっていませんか?
私の洋書講座でも、文法は本を読み進めながら、必要に応じて解説します、はじめに文法ありき。ではなく、はじめに読みたいものが有るのです。
私は英語コーチとして、日々英語力を高める努力は継続して行きます。でも、それ以上に、自分で伝えたいこと、人とつながることを大切に思っています。
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"the"の基本

こんにちは。大人の英語学習アドバイザー肥後あす香です。
冠詞シリーズの続き。今回は”the”の持つイメージについてお伝えしますね。
私が”the”を使う時のイメージは、「これっきゃない!」と言うイメージです。私とあなたが話しているとして、二人ともが「もうこれ!」と分かるものに付けるイメージです。
I read a book last night.  (この時は「これっきゃない」とあなたは分かっていませんね。)
The book was very interesting.  (この時はお互いに同じ本について話していることを理解しています。「これっきゃない」ですね。)
“the”は、文法用語で「定冠詞」と呼びますが、まさにハッキリ区別なんです。
I read a book last night.
このaが表しているのは、世の中にあるたくさんの本の中の一冊です。まだ話を聞いている人はハッキリどの本か分かっていませんね。
The book was very interesting.
この”the”が付くことで、他の本と区別して、今話をした、昨日読んだ本であることを表しています。これが”a”だったら、いったい何の本か分からなくなってしまいますね。
“the”を付けることで、他と区別をすることができます。
冠詞のルールはいろいろと学んできたと思いますが、実は、私は覚えきれていません…。だから、私は基本のイメージから”a”を付けたり、”the”を付けたり、冠詞を付けなかったりしています。もちろん中には間違えもあるでしょうが、そこはネイティブじゃないんだから・・・と自分に甘くしております。
冠詞を含め、言語は文化と密着に結びついています。だから、日本人の私たちが理解が難しいのが当然なのです。でも、少しずつ英語を理解していくと、少しずつ文化も一緒に知ることができる。とても楽しいと思いませんか?
少しずつで良いので、今まで学校で学んだことをちょっと整理していくと、理解が深まっていきますよ。学校英語、受験英語も無駄にはなりませんからね。

冠詞"a/an"と"the"の違い(1)

こんにちは。大人の英語学習アドバイザー肥後あす香です。
今回は、冠詞レッスン第1弾です。日本人には感覚を理解するのが最初は少し難しいのですが、ちゃんと分かれば、使いこなせるようになる。それが冠詞です。
まずは、基本から!
I drove ( ) car yesterday. My uncle lent me ( ) car.
昨日私は車を運転した。私の叔父がその車を貸してくれた。
( )にはそれぞれ”a”又は”the”が入ります。訳を参考に、どれが入るか考えてみて下さいね。
さて・・・
答えは分かりましたね。
I drove a car yesterday. My uncle lent me the car.
ですね。
では、なぜそうなるのでしょう?
学校で私は、可算名詞(数えられる名詞)が最初に出てきたときは “a”を、2回目以降は”the”を付けると習いました。まさにその例ですね。
確かにこの通りの場合もあります。でも、残念ながら、この説明だと説明しきれない部分があるんですね。
例えば、目の前に車があって、その車について話をしていれば、初めて可算名詞のcarを使う時だって”the”になります。
つまり、単純に1回目だから”a/an”、2回目だから”the”ではなく、状況によって”a/an”や”the”を使い分けているのですね。
次回の文法シリーズは本当の”a/an”のイメージについて書いてみますね。