冠詞"a/an"と"the"の違い(2) – "a/an"のイメージ

こんにちは。大人の英語学習アドバイザー肥後あす香です。
文法シリーズ、冠詞について。今回は“a/an”の持つ基本的なイメージをお伝えします。とても分かりやすいので、「aとtheの底力」と言う本から、引用いたします。
aとtheの底力 — 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界/津守 光太

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(引用ここから)aの基本イメージは「同じ種類のモノがいくつかあるうちの1つ」です。そしてさらに、カタチあるモノの「リンカク(輪郭)」を相手に伝える機能を持っています。
リンカクとは、「1つのモノのカタチ」のことです。aが「1」の意味をもつのは、aがモノのリンカク、すわなち「1つのモノのカタチ」を描くからです。 (引用ここまで)
例えば、I saw a…とくれば、聞き手は次には1つの、カタチのある同じ種類のモノがいくつかある何か(名詞)が来ると言うことが予想できるのです。
I saw a little girl yesterday. ならば、「私は昨日(世の中にはたくさんの少女がいる中で)1人の少女に会った。」と言うことを伝えているのです。
そして、リンカクがはっきりしない、”water” “love” “happiness” などには、通常aを付けません。(でも “A water, please.”なんて言うこともありますので、またその理由については後日書きますね。)
まず今日は、aの基本イメージは「同じ種類のモノがいくつかあるうちの1つ」で、「リンカク」を相手に伝える機能がある。と言うことを覚えておいてくださいね。
次回の文法シリーズではtheについて書いていきますね。冠詞は奥が深いです。そして少しでも分かってくると英語がもっと楽しくなります。このブログでは、さらっと読めるのに勉強になる。そんな記事を書いていきたいです。

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